忍者ブログ

しかばねRUIRUI 新館

公式とは関係ありません。 趣味のブログです。 腐的表現があります。 鎧伝サムライトルーパーの女性向け同人ブログ。 (当秀・ラジ秀)イラストと小説を展示したいです。 投稿板 http://www14.oekakibbs.com/bbs/orirukokunn/oekakibbs.cgi

[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ちゃとさん 作 当秀SS


 

祝・撤回!             ちゃとくん  作


エッチ禁止令を出された。
「あれほど言ったのに、おめーが手加減しねぇからだろ?
 こっちは命に関わんだよ!」
真っ赤な顔をして目を吊り上げている秀の言葉には容赦がない。

事の起こりは先程の妖邪との戦闘でのこと。
妖邪の群れへ、
突破口代わりに一発かましてやろうと腹に力を込めた途端、
秀がその場へしゃがみ込んでしまったのだ。

後腔に感じた鈍い痛み。

本気で心配している他の3人に、まさか言えるわけがない。
昨夜当麻が身体の奥へ残した物が漏れ出してきただなんて。

妖邪の群れの目の前でしゃがみ込んでしまった秀を、
当麻が真っ青になって助けに入ったのは言うまでもない。

そして、
「この戦いが終わるまでは、もうぜってーしねぇ!」
という結論に相成ってしまったわけだ。

心頭滅却。
自分を律しろ。
欲しがりません、勝つまでは(←?)
そう、何よりも大事なのは、秀の命だ。
自分にそう言い聞かせて一週間。
当麻の体調は見るからに悪くなっていった。

そして・・・
「・・・っ?! 秀?」
「なっ、当麻?!」

風呂場で全裸で向かい合う二人。

秀が風呂に入っていることを知らないナスティが、
体調の良くない当麻を心配して
風呂に入ることを勧めたのだ。

もう、当麻に自分を抑えることなど、できる筈がなかった。
「・・・くっ・・・んっ、と、ま・・・んんっ」
目の前で動く熟れた果実のような唇に噛み付く。
口腔をむさぼりながら、乳首を押しつぶすようになぞっていく。
「・・・んぅ・・っ・・・はぁっ・・・あっ・・・ん」

力の抜けた秀をバスマットの上に横たえると、
足の間に自分の身体を割り込ませた。

 

***

ちっとも力の入らない足腰をその場に投げ出して、
秀は深く息を吐いた。
こんなことになるんじゃないかと、
自分でもちょっとは思っていたんだよな。

「秀、秀。 悪かった。 俺、止められなくて・・・。その・・・」

ぐったりした秀の前で、当麻はもう、
土下座せんばかりの勢いで頭を下げている。

「・・・嫌わんといて。」

ガキの頃と変わらないしょぼくれ顔の当麻を見て、
秀はちょっと笑ってしまった。


先程の強引だった当麻とは大違いだ。

秀は当麻の頭を軽く小突くと、俯いた顔を上げさせた。

「嫌いになるわけねぇだろ。しょうがねぇ。禁止令は撤回してやるよ。」

ちょっと間が空いただけでここまで激しくされてしまったら、
それこそ命に関わるかもしれない。

今妖邪の襲撃を受けたら、動けない秀はひとたまりもないのだから。
・・・それに。
もともと、愛する人と身体も心も快楽に溺れることのできるこの行為が、
秀も嫌いではないのだ。

「ただし、いいか。またもし妖邪の前で動けなくなったら、
お前、死ぬ気で俺を守れよ。・・・半分はお前のせいなんだからな。」


視線をはずし顔を赤らめる秀を、当麻は力一杯抱きしめた。

それこそ、当麻にとっては願ったり叶ったり、なのだ。

いつだって、どんな時だって、当麻が一番に守りたいのは秀なのだから。
最後に軽くキスを交わし仲直りした二人は、
このとき、まだ気付いていなかった。


飢えを満たすかのように、むさぼるようにコトに至ったその場所が、
すこぶる反響のいい「風呂場」だったことに。


「・・・あんの痴将がぁ~~~」
「けしからんな(怒)」
「秀兄ちゃん、どうしたのかな? 何だかすごく辛そうな声・・・」
「じゅ、純! いい子は聞いちゃダメよ!」
「・・・・・・・・!!(ぱくぱく)」(←なんというか声も出せない)


緩みきった顔で風呂から上がった当麻に
皆の鉄拳が降り注いだのは言うまでもない。



PR

コメント

コメントを書く