×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「終わる恋じゃねぇだろ」
午後五時の中華街、俺はいつものように店を切り盛りしていた。
「秀料理長、お客様がお会いになりたがっております。」
店の配膳の女の子にうながされて、厨房から出てみると、いつもの、灰色の髪、眼帯のやつがいた。
「また、きたぞ。金剛。」
「おっ、今日はサングラスかけているのか?
俺まだ、店あるから、そうだな・・八時までどこかで時間をつぶしておけ。」
「わかった。」
❋❋❋
八時に副料理長にすべてをまかせ、俺は早々に店を出る。
外では、ラジュラが、ネオンの雑踏にまぎれて、
まるで映画のワンシーンのようなシルエットをかもし出していた。
「どうした、金剛。」
「あっ、いや。」
「いこうぜ」
見ほれていたとは言えず、腰をこづき歩きだす。
中華街のそばのホテルの中のバーで飲みあかすことにした。
「金剛、お主また大きくなったなぁ?もう、酒もたしなめるのか?うれしく思うぞ。」
ホテルのバーでのラジュラは饒舌だ。
「今日は朝まで大丈夫なのか?」
「あぁ・・」
俺はいつものことだろうと思いつつ答える。
「ところで魔将たちで起こした、怪しげな会社は順調なのか?」
「不老不死と精力剤にはお金を厭わないものが多くて順調だ。」
世の中変なところに金がたまっているらしい。
つまみを食べお腹も、気分もいい具合になってきたところで、俺達は、ホテルの部屋にしけこむことにした。
❋❋❋
ラジュラとの逢瀬は何回になるのか。
もう数え切れないぐらい肌を合わせてきたけど、
こいつ巧いよなぁと言うのが感想である。
自分じゃこんなに肌があわ立つことはない。電気が走ったみたいにびりびりくるときもある。
ラジュラの愛撫を体全体でうけている俺、とてもいい感じになっていたとき。
「ふむ?金剛はこのサイズか?」
?
「何、つけているんだよ!!!」
ラジュラは俺のたまらなくなって、たっているものに、リング状ものをつけやがった。
「何だよ。これ?」
「いや、今度、うちの会社で性具も扱うことになって、そのモニターになって貰おうかと思ってのう・・
ナノテクノロジーで装着したものの感じ方によって締め付けが違うぞ。まあ、イケナイクンという名前にしようかと・・・」
俺は、憤怒で死にそうになった。
なんでこんな奴、こんな奴!俺が相手しなくちゃ・・、ならないんだ。
そう思っている間も、やつは首すじを甘噛みしたり
背骨にそって嘗め回したり余念がない。
長年、肌をあわせてきたので、熟知してやがる。
「とれ、とってくれ。とりやがれ!」
俺はぞくぞくする快感に翻弄されながらも
いけない苦しみにおかしくなりそうだ。
「おい、頼む。頼むから。」
汗が飛び散り、涙目になってきた。
なんで、こんな奴に懇願しなくちゃならねえんだ!
俺の予想外の反応に、ラジュラは少し残念そうに手のひらの中に隠していたリモコンのボタンをおした。
するっと。リングが俺から離れる。
「ああああああっ・・」
俺は声を抑えることもできず達してしまった。
息を激しく乱しながら、俺はうつぶせになってぐったりと体を横たえる。
「好かったであろう。」
いけしゃしゃと感想を聞いてくる奴の声。
あまりにも腹がたったので奴のみぞうちに一発パンチを見舞わしてやった。
夢をみていた。昔の夢だ。戦いが終わって、こいつがほかの魔将たちとともに煩悩京復興のため、帰ると言い出したとき。
頭では、ああそうかとわかっていたのに。
感情がコントロールできなくって、こいつの胸のなかでワンワンないたことがあった。
みんなびっくりしていたが、一番こいつがあせっていた。
『こういう場合、どうすればいいのだ?』と他の魔将たちに助け舟を求めていたっけ。
あのときは、あのときは、はっきりしていなかった答え。
それが今ではわかる。
❋❋❋
「金剛、金剛・・」
「あっ、スマン。うとうして夢みていた。」
「どんな夢を・・」
「お前と初めてやったときの夢だよ。」
「あの時の、お主は可愛かったぞ、まるで小鳥のように震えておった。」
その、言葉に俺は微笑む。
「今思えば、お前、淫行条例にひっかかるんじゃね。あっ、こっちの世界の法律は関係ないか?」
あのとき俺はまだ子供だった。
でも、今ならわかる、俺はこいつが好きだ。
「もう一回、今度は普通にするだろ?」
「お主のこころのままに。」
そう呟きながらラジュラは嬉しそうだ。
「ヌカセ。」
俺はのしかかってくるラジュラの背中に手を回し、
そして、静かに目を閉じた。
午後五時の中華街、俺はいつものように店を切り盛りしていた。
「秀料理長、お客様がお会いになりたがっております。」
店の配膳の女の子にうながされて、厨房から出てみると、いつもの、灰色の髪、眼帯のやつがいた。
「また、きたぞ。金剛。」
「おっ、今日はサングラスかけているのか?
俺まだ、店あるから、そうだな・・八時までどこかで時間をつぶしておけ。」
「わかった。」
❋❋❋
八時に副料理長にすべてをまかせ、俺は早々に店を出る。
外では、ラジュラが、ネオンの雑踏にまぎれて、
まるで映画のワンシーンのようなシルエットをかもし出していた。
「どうした、金剛。」
「あっ、いや。」
「いこうぜ」
見ほれていたとは言えず、腰をこづき歩きだす。
中華街のそばのホテルの中のバーで飲みあかすことにした。
「金剛、お主また大きくなったなぁ?もう、酒もたしなめるのか?うれしく思うぞ。」
ホテルのバーでのラジュラは饒舌だ。
「今日は朝まで大丈夫なのか?」
「あぁ・・」
俺はいつものことだろうと思いつつ答える。
「ところで魔将たちで起こした、怪しげな会社は順調なのか?」
「不老不死と精力剤にはお金を厭わないものが多くて順調だ。」
世の中変なところに金がたまっているらしい。
つまみを食べお腹も、気分もいい具合になってきたところで、俺達は、ホテルの部屋にしけこむことにした。
❋❋❋
ラジュラとの逢瀬は何回になるのか。
もう数え切れないぐらい肌を合わせてきたけど、
こいつ巧いよなぁと言うのが感想である。
自分じゃこんなに肌があわ立つことはない。電気が走ったみたいにびりびりくるときもある。
ラジュラの愛撫を体全体でうけている俺、とてもいい感じになっていたとき。
「ふむ?金剛はこのサイズか?」
?
「何、つけているんだよ!!!」
ラジュラは俺のたまらなくなって、たっているものに、リング状ものをつけやがった。
「何だよ。これ?」
「いや、今度、うちの会社で性具も扱うことになって、そのモニターになって貰おうかと思ってのう・・
ナノテクノロジーで装着したものの感じ方によって締め付けが違うぞ。まあ、イケナイクンという名前にしようかと・・・」
俺は、憤怒で死にそうになった。
なんでこんな奴、こんな奴!俺が相手しなくちゃ・・、ならないんだ。
そう思っている間も、やつは首すじを甘噛みしたり
背骨にそって嘗め回したり余念がない。
長年、肌をあわせてきたので、熟知してやがる。
「とれ、とってくれ。とりやがれ!」
俺はぞくぞくする快感に翻弄されながらも
いけない苦しみにおかしくなりそうだ。
「おい、頼む。頼むから。」
汗が飛び散り、涙目になってきた。
なんで、こんな奴に懇願しなくちゃならねえんだ!
俺の予想外の反応に、ラジュラは少し残念そうに手のひらの中に隠していたリモコンのボタンをおした。
するっと。リングが俺から離れる。
「ああああああっ・・」
俺は声を抑えることもできず達してしまった。
息を激しく乱しながら、俺はうつぶせになってぐったりと体を横たえる。
「好かったであろう。」
いけしゃしゃと感想を聞いてくる奴の声。
あまりにも腹がたったので奴のみぞうちに一発パンチを見舞わしてやった。
夢をみていた。昔の夢だ。戦いが終わって、こいつがほかの魔将たちとともに煩悩京復興のため、帰ると言い出したとき。
頭では、ああそうかとわかっていたのに。
感情がコントロールできなくって、こいつの胸のなかでワンワンないたことがあった。
みんなびっくりしていたが、一番こいつがあせっていた。
『こういう場合、どうすればいいのだ?』と他の魔将たちに助け舟を求めていたっけ。
あのときは、あのときは、はっきりしていなかった答え。
それが今ではわかる。
❋❋❋
「金剛、金剛・・」
「あっ、スマン。うとうして夢みていた。」
「どんな夢を・・」
「お前と初めてやったときの夢だよ。」
「あの時の、お主は可愛かったぞ、まるで小鳥のように震えておった。」
その、言葉に俺は微笑む。
「今思えば、お前、淫行条例にひっかかるんじゃね。あっ、こっちの世界の法律は関係ないか?」
あのとき俺はまだ子供だった。
でも、今ならわかる、俺はこいつが好きだ。
「もう一回、今度は普通にするだろ?」
「お主のこころのままに。」
そう呟きながらラジュラは嬉しそうだ。
「ヌカセ。」
俺はのしかかってくるラジュラの背中に手を回し、
そして、静かに目を閉じた。
PR
コメント