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しかばねRUIRUI 新館

公式とは関係ありません。 趣味のブログです。 腐的表現があります。 鎧伝サムライトルーパーの女性向け同人ブログ。 (当秀・ラジ秀)イラストと小説を展示したいです。 投稿板 http://www14.oekakibbs.com/bbs/orirukokunn/oekakibbs.cgi

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キリカさん 作 オールキャラ

 

LOVE IS HERE               キリカさん 作


以外に細かいところがあるんだよな・・・・、
気配りもきちんとしてて。まあ伸ほどじゃないけど。

などと、当麻は純の面倒や遼と遊びながら
食器を片付ける秀を見つめていた。

秀にとって、俺っていったいどんな存在として見られてんのだろう・・・・・?

そんな考え事も伸と征士によってはばまれた。
「・・・・当麻、食べないんなら片付けるけどいいのかい?」
「食事中に考え事とは智将らしくもないな(笑)」
「いやいや、食べます、食べます!!!!!もっていくな!」

こうして、俺は昼食を死守して今に至るわけである。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

当麻に見られている・・・気がする。

ここ数日特に、だ。
当麻は俺なんかが思うよりもはるかに頭がいいし、
ルックスも抜群、黙っていりゃいい男だと思う。

実際、周囲の女の子なんか騒ぎまくりだしな。

その当麻が、なぜか俺を見ている。
しかも、その視線は普通じゃなくてなんとも俺には表現できないんだ。
なあ、当麻。お前、何がいいたいんだ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「なあ、伸、当麻のやつおかしいと思わないか?」

切り出したのは征士。
まあ、もうそろそろくるんじゃないかなとは思っていたけど。

さて、このごまかしのきかない男に、どう理解させようか・・・・・。

「あ、俺もそう思う。さっきなんか俺たちのことじーーーーっと見てたしさ、なんかあんのかな伸?」

さて、このお子様な大将にいかに理解させるか・・・・・と思ってたらぶっとんだ発言をした人がいる。
「あら、当麻は秀が好きなんでなくて?
あれだけ熱っぽい瞳は恋よね~~~~~~♪」

「な、な、な、ナスティ????」僕ら全員の声ははもった。

ついでになんて答えようか考えてた僕はぶっとんで声も出ないし、
遼にいたってはお顔が真っ赤、征士は固まった。
「いいじゃない、あの二人なら見た目的にも悪くないわ!」


・・・・・そういう問題ですか、
ナスティと突っ込みたいのは僕だけらしい。

「うむ、そうだな、まあ二人が幸せなら・・・・」
元来ナスティに甘い征士なんか、いつもだったら絶対反対するくせにもう!

「う、うん。俺も賛成。
だってなんか二人自然だしさ。今度ツーショットとらせてもらおうかな」
最近はまったカメラのほうへ関心が移る遼。

僕はというと・・・・・・・
気力をそがれたのでお茶の準備へと入るのだった。

その影に話を聞いていた秀に、不覚にも気づかなかったのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・当麻が俺に恋愛感情を持っている。
あの、当麻が俺に???????


不思議と嫌悪感とか、不安感とかそういうのはない。
ただわからない。
「だぁぁぁぁぁぁ!!!!もー埒があかねぇ!
・・・・ラジュラにでも聞いてくっか。」


ラジュラは黙って秀のあーでもない、
こーでもないということを聞いていた。

本来、秀に片思いしている身で
ほかの男との話を聞くのはどうかと思いつつ、
そこまで心の狭い男と思われたくない。


用は秀が幸せでいてくれさえいればいい、
ラジュラにはこのひと時さえも惜しむものであり幸せであるのだ。


つまり、超越した片思いというわけだ。

「おい、笑ってるけど聞いてるか?ラジュラ。
そもそも俺に恋愛感情なんてわかんねーのにどうしたらいいんだよ」

ふ、とまじめなお顔をしてラジュラが聞き返した。
「のう、金剛よ、
恋愛感情というのはそんなに難しいことではないのではないか?」

はてなというお顔をして秀が聞き返す。
「どういうことだ?」
「天空に聞いてみるがよい。案外答えが早くわかるであろう。」
「・・・・・・・わかった。」
「聞いてくれてあんがとな。なんか少しすっきりしたぜ」


「それならよかった。おぬしに悩むお顔は似合わぬでの?またくるがよい」
秀は後ろで手を振り、妖邪界を後にした。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・・秀、どこにいってたんだ?」
当麻に帰ってきたら出迎えられた。
「おお、ラジュラんとこ、久しぶりにちと話をしにな。」
「なあ・・・・・・俺」
「ん、どした?当麻」


こんな不安げな当麻は久々に見た。
あの熱っぽい瞳はどこにいったのやら。

「今のお前にはわからんかもしれんけど・・・・俺、秀が好きだ。」
気づいていた、でも不快じゃないから理由がわからなかった、
でも。

「恋人になってくれなんていえへん。でも、愛はここにある。
お前しだいで俺はどうにでもなるって覚えといて。」


ああ、ラジュラのいっていたのはそういうことか。

「ああ。俺もまだ恋愛感情なんてわかんねえけど
当麻のことは嫌いじゃないぜ。」

「ほら、もうすぐメシの時間だぜ?当麻、行こう。」
「ああ」

二人、並んで柳生邸の玄関を潜り抜けた。


・・・・・・・・・愛はここにある、か当麻のやつ気障だな。

しばらくはこんなのも悪くないかもな。


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