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しかばねRUIRUI 新館

公式とは関係ありません。 趣味のブログです。 腐的表現があります。 鎧伝サムライトルーパーの女性向け同人ブログ。 (当秀・ラジ秀)イラストと小説を展示したいです。 投稿板 http://www14.oekakibbs.com/bbs/orirukokunn/oekakibbs.cgi

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工藤悠くん 作 当秀SS
 

その後~approach~           工藤悠くん 作

別れ際ナスティ・柳生は言った。
「寂しいわ。皆、もう行ってしまうのね・・・」
その言葉に真田遼が皆を代表するように言う。
「ナスティ、寂しいのは分かるけど。
征士以外はこっちに残るんだから。
いつでも会えるさ」

その言葉を聞き伊達征士は申し訳なさそうに頭をうな垂れた。
「申し訳ない」
征士は家に戻らなければならない。
家を継ぐ為に。

遼は毛利伸と、羽柴当麻は秀麗黄と住む事が決まっていた。

柳生邸から程近いマンションが偶々2部屋並んで空いてい
たのでそう決めたのだ。

征士は何度も両親と話したが結局許して貰えなかったのだ。
5人はナスティを宥めつつ柳生邸を出て行く。

ナスティは皆の姿が見えなくなるまで見送った。



柳生邸を出て大通りに差し掛かると。
5人は立ち止まり征士を見て声を掛ける。

「またな征士」
「会いに行くからな!」
「寂しいけど会えない訳じゃないから…しっかりね」
「勉強怠けるなよ、征士」

口々に言われる言葉に征士は微笑み。
4人とは違う方向へと歩いて行ってしまう。

4人はそれを見送り、
これから住むマンションへと向かう。


秀は歩きながら、伸に声を掛ける。

「なぁ今日は勿論そっちで引っ越し祝いだよな?」
「何で僕に聞くのさ」
「祝いと言ったら料理だろ」
「だから、何で僕?」
「伸の料理美味いよなv」

雰囲気に鈍感な遼が口を挟むと
伸は仕方なさそうに溜息を吐いて言う。

「もう…仕方ないなぁ。材料費は割り勘だからね。…割に合わないけど」

秀はよし!とガッツポーズを決め足早に歩き始める。

「なんだ秀。どうした?」
「そうと決まれば買出しだろ。早く行こうぜ」

秀の言葉に呆然とし苦笑する3人がいた。
 

「まったくもう。何で僕が4人分のお弁当を毎日作らなきゃいけない訳?」

学校の屋上で。
4人分の弁当を広げぶつくさ文句を言う伸。
その文句にも慣れた様に美味しそうに食べる遼と秀と当麻。

4人はエスカレーター式の高校へと編入していた。
理事はナスティ。
元々ナスティの叔父が理事をやっていた高校を、
そのまま叔父が亡くなった事で引き継いでいた。
ようはコネ編入みたいなものだ。

「そういえば皆はどうするんだ?」
遼はいきなり問う。

「にゃんぃあ?」
「秀、食べながら答えないの。いつも言ってるだろう?」

「…何が?だと」
当麻が秀の言葉を訳して玉子焼きを口に放り込む。

「大学にこのまま行くか、就職するかさ」
「遼はどうするんだ?」
「ん、伸と大学に進む予定」
「じゃ、一緒だ。俺と秀も大学に進む」

遼は不安げな顔から安堵の笑みを浮かべる。

「なぁ、春休みに掻っ攫いに行かないか?」

秀のぼんやりとした問いに他の3人は顔を見合わせる。

「いいね」
「だな」
「よし!行こうぜ」

秀は晴れ渡った空を見上げ、
きっと同じ空の下にいる仲間を思う。

他の3人も同じように空を見上げる。

「でもさ、納得出来ないよね。何で年上の僕が君達と机を並べないといけないのさ」

これもいつもの文句。
他の3人はこみ上げる笑いを抑えず笑う。

この世が平和になったんだと実感する瞬間。

鎧はもう無いけれど心の中に鎧の魂が残っている4人。
そして征士にも残っているだろう。

同じ空を見上げ同じ事を思っているだろう。

4人は暫く空を見上げてた。
 

「ごちそうさん」

秀と当麻は口を揃えてそう言って。
伸と遼の部屋を出て隣の部屋へ戻る。

扉を開け中に入ると秀は当麻に言う。

「紅茶?コーヒー?お茶?」
「コーヒーかな」
「OK」

秀はそそくさとキッチンへ足早に歩いて行く。
当麻は微笑みながら鍵を閉め秀の後姿を見つめる。

まだ伝えてない想い。

それを押し殺して一緒に住んでいる当麻。

伸は一緒に住んで早々に想いを伝え遼に受け入れてもらっている。

それでも当麻は伝えられずにいた。

秀は当麻と住んでから奥さんの様に当麻の世話をしている。
でもそれは秀の性格だろう。

当麻は悩んでいた。
智将と言われた当麻でも恋愛に関しては頭が鈍感になる。

気付かれない様に小さく溜息を吐いて。
リビングのソファに腰掛ける。

コーヒーの美味しそうな香りに。
キッチンの方を見ると嬉しそうな顔をした秀がそこにいる。

幸せだからこれでいいかと思う事もある。
でもそれでも当麻は秀が好きなのだ。


そんな秀を見つめていると。
不思議そうな顔をして。
コーヒーの入ったマグカップを当麻の目の前に置き、
自分は紅茶の入ったマグカップを持ったまま当麻の隣へと座る。

「どうかしたか?」
「…いや、何でもない」
苦笑しながらコーヒーの入ったマグカップを手にし一口飲む。

「…豆、変えたか?」
「ん?あぁ、味見したら当麻の好みっぽかったから」
「そっか…美味いよ。秀、サンキュ」

照れた様に嬉しそうに笑う秀。
自分だけのものにしたいという葛藤と闘う当麻。

2人の想いが交差する。沈黙が続く。

しかし、いきなり秀がマグカップをテーブルに置き
ソファの上に正座して当麻の方を向く。

当麻は驚いた様に秀を見つめる。

「何か言いたい事有るんだろ?」
「な」
「当麻、隠し事下手」


図星を突かれ当麻は真剣に自分を見つめる秀を見て溜息を吐いた。
勘の良い秀、言い逃れは出来ない。

何か無いか考えていると当麻の腕をガシッと秀が掴む。

「何で、はっきり言ってくれないんだよ?」
「えっ…?」
「俺さ、遼に相談されたんだよ、伸の事。
伸が遼を想ってる事、どうすればいいんだろうって。
そん時さ気が付いたんだよ。

伸が遼を見る眼と、当麻が俺を見る眼は似て
るって…最後まで俺に言わせるつもりか?」


少し頬を赤らめ当麻にきっかけを与える秀。
秀は気が付いていた当麻の想いに。


そして気付いてからずっと待っていた。
当麻からの言葉を。
 

「秀…」

当麻はマグカップを静かにテーブルに置くと
秀を抱きしめた。

髪を梳き、撫でながら頬を擦り付ける当麻。
多少抱きしめられた身体に力が入る秀。

当麻は秀に気が付かれない様に苦笑し
少し身体を離し左手は秀を抱きしめたまま
頭を撫でていた右手を秀の頬に移動させる。

秀の身体の力が少しずつ抜けていくのが分かる。

「秀…好きだ。ずっと、好きだった…これからも、ずっと好きでいたい」
「当」

当麻は秀に最後まで言わさず、口付ける。
軽く口付け、一度離し角度を変えて再び口付ける。

今度は深く愛しむ様に丁寧な口付け。秀の息が上がってくる。

当麻は秀の身体を抱きしめていた左手で
背中の方のシャツの中に手を入れ
直に秀の肌の温もりを感じる。

ビクッと身体を震わせ唇を少し離し当麻に言う。
「風呂…まだ…」
「いい、そんなの待てない」

今までの想いを全て込められた当麻の言葉に秀は苦笑して、
なら、と当麻の首に腕を回して言う。

「寝室、行こう?」
 

当麻は余裕が有りそうで、なさそうな顔をして秀を抱き上げた。
秀は驚いたが当麻の首にしっかりと掴まり頬を合わせる。

温もりを確かめる様に。
当麻は秀を抱き上げたまま寝室のベッドへゆっくりと秀を降ろし
その上に覆い被さる。

口付けを交わし、愛の言葉を言い続ける当麻。
その声に秀は息を荒くしつつ当麻に身を委ねる。

当麻は優しい声で耳元で秀の名を囁き
耳元に舌を這わせ優しく服を脱がせていく。

上半身を露にさせ秀は少し頬を赤く染める。
少し日焼けした肌、余計な肉など付いていなく、
引き締まった身体。愛しげに見つめる当麻。

「あ、あんま見つめんなよ、馬鹿!…当麻も、脱げよ…」

最後の方は恥ずかしさで小声になる秀に
微笑み当麻も上半身を露にし、
改めて秀に覆い被さり、肌を重ねる。

抱きしめ合い互いの温もりを確かめ合うように暫くそのままでいた。

「人肌って、暖かいな」
「あぁ。…秀、好きだよ」
 

当麻は秀に口付け、角度を変えて深く口付け、
舌を絡み取り手で身体の線をなぞる。

口付けの合間に漏れる秀の微かな声。
当麻は舌を首筋へと這わせる。
その瞬間秀の身体がビクンと反応する。

唇が離れた為に声を聞かれるのが恥ずかしく歯を食いしばる。

当麻はそんな秀に気付かない振りをして舌を鎖骨へと這わしていく。
歯を食いしばっても身体の反応と微かに聞こえる声。

当麻の左手は秀を抱きしめ右手は上半身を這っていく。
当麻の舌が秀の乳首を舐め上げると秀の身体が仰け反る。

その瞬間に抱きしめていた左手で背中をなぞる。

「あっ!…っ」

思わず自分の口から出た声に真っ赤になって両腕で顔を覆う。
「秀」
「嫌…見るな」

苦笑して顔を覆う腕に唇を落とす。
「隠してたらキス出来ない…」

秀は腕に唇を何度も落とされ、恐る恐る腕の間から真っ赤な顔を覗かせる。

秀の目の前には優しく微笑む当麻。
その顔を見た瞬間秀の身体の力が抜ける。
真っ赤な顔のまま目を閉じ当麻の口付けを受け入れる。
唇が離れると当麻が言う。


「声、聞かせろよ。…俺だけに…」
「当麻、だけ…」
「そう、俺だけ」
 

再び口付け指で乳首を軽くさすると唇の間から微かな秀の声。
唇を離し、舌を首筋から鎖骨へ這わせ、
左手で背中をなぞり、右手で身体の線をなぞる。

秀の身体は素直に
反応し戸惑いながらも応える。
「んっ…」

当麻の舌は乳首を舐め上げる。
「あっ!」

当麻だけの為の声。
当麻は舌で上半身を嘗め回し右手を秀のズボンへと掛け、
ボタンを外しチャックを下ろし下着の中に手を入れる。
「んっ…!」
「感じる?」

秀の耳元で囁き少し潤んだような眼をする秀に
口付け右手はそのままで
背中をなぞっていた左手で器用にズボンと下着を脱がし、
秀の下半身も露にし、腰の線を舌でなぞり足の付け根まで舌を這わせる。

秀の身体が飛び跳ねるように仰け反る。

右手に秀の熱いモノを握りしめ、
軽く扱くと液が当麻の手を濡らし滑りを良くする。

当麻は右手でそのままゆっくりと秀のモノを扱きながら
秀の身体を隅々まで舐め上げ

器用に左手で秀をうつ伏せにして膝を付かせ今度は背中に舌を這わせる。
 

「や…こんな、かっこ…」
「何で」
「…恥ずか、しい…んっ」
「俺しか見てないよ…」

背中を這わせていた舌を秀の蕾へと這わせていく。
秀の身体に力が入る。

当麻は苦笑して秀のモノを軽く扱いていた右手を
少し力を入れて握り手の動きを少しだけ早める。

秀の身体はまた力が抜け当麻に与えられる快感を追う。

当麻は秀の蕾の襞を丁寧に舐め解していく。
秀の頭の中と身体は快感で支配され声が自然と出てしまう。

「あっ…ん…汚、ない…」
「綺麗だよ」
「んんっ…」

秀は枕に顔を埋め、シーツを握り締める。
そんな秀が愛しくて堪らない当麻。解れた
秀の蕾に左手の中指を少しずつ動かしながら入れていく。

「痛くないか?」
「んっ…平、気…あっん」
「この辺気持ち良い?」
「や…変…っ」

秀の蕾の中は当麻の中指に吸い付き、引き込んでゆく。
当麻はゆっくりと中指を動かしながら奥へと進んでいく。
蕾の周りを舌で舐め右手もゆっくりと動かすのを止めない。

中指が奥まで達すると、秀の身体が大きく震えた。
「秀は奥と此処が気持ち良いんだな」

当麻は確かめる様に再び奥を突付き
引き抜く時に先程反応した辺りを突付く。

「やっ…あっ!…」

当麻は中指で秀の感じる所を突付きながら人差し指を舐めながら入れる。
圧迫感は有っても秀のソコは何かを求める様に
人差し指をも引き込んでいく。

緩やかに蕾の中の指を動かし右手で秀のモノを扱く。
そして背中から覆い被さり耳元で囁く。

「好きだよ、秀」
 

当麻の手の動きが早くなる。
じんわりと汗を掻く秀の背中に自分の上半身を軽く押し付ける。

混ざり合う汗がシーツに落ちる。
「も…当、麻ぁ…んっ…!」
「イけよ、秀」

耳元で優しく囁く当麻の声に秀は当麻の右手の中に全てを放つ。
身体の力が一気に抜けて潰れそうになる秀を、
秀の中からすばやく抜いた左手で支え仰向けにする。

そして右手に放たれた秀の精液を舐める。
秀のモノを舐めて綺麗にしてやると自分の右手を舐める当麻。

秀はぼんやりとそれを見ていたが我に返り起き上がり当麻の右腕を掴む。
「ば、馬鹿!止めろよ!!」
「何で」
「何でって…」
当麻の右腕を掴んだまま真っ赤になって下を向いてしまう。

くすりと当麻は笑って右手を再び舐める。
「止めろってば!!」
秀は近くにあったティッシュケースからティッシュを抜き当麻の右手を拭こうとする。

「何するんだ、勿体無い」

「も…」

ティッシュを手にしたまま当麻の言葉に呆然とする。
当麻はその間に右手を舐めあげ
満足そうに微笑んで秀を抱きしめ横になり布団を掛ける。

「寒くないか?」
当麻の言葉に頷くだけの秀。

秀は当麻の腕の中でぼんやりと言う。
「…当麻は、いいのか?」
「何が」
「…俺だけ、イっちゃって…その…」
当麻の胸に顔を摺り寄せる。

当麻は秀の言葉と仕草に微笑みぎゅっと抱きしめる。

「いいんだよ。本当は想いが伝えられれば良かった…受け入れてくれてありがとな秀。
それに、まだ秀には負担を掛けさせたくないしな」

「…そういえば…遼に相談された後、暫くしてから2,3日学校休んだ…」

当麻は苦笑する。
「だから、もう少し慣れたらな」
「でも…辛くねぇ?」
「その時は自分で処理するさ」
「…そん時は俺がしてやるよ」

秀は照れながら小声でそう言うと、
おやすみと言い放ち当麻の胸に顔を埋めた。

当麻は優しく微笑み愛しげに抱きしめ眼を閉じた。


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