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カズナオ 作 気持ちがのらない日
どうして・・
こんなことになってしまったのだろう
俺は女の子が好きだったはずなのに・・
前から
奴の目がいままでと違うのは解かっていた
俺は鈍いふりをしながらかわしていたのに
ある日、捕まってしまった
冷静なはずの当麻に
押し倒されて
もの凄い勢いで「俺の好きは誰にもまけない。」とか言われて
あれよ、あれよ、というまに・・・のまれてしまった
おかしい、絶~~対おかしい
俺のほうが力が強いはずなのに
俺の気持ちはどうなるんだ・・・
でも二人でもつれ合って
バタバタやっていたら
なんだか奴のスキッっていうのは
伝染するのか
「そんなコエ~顔するなよ・・もっと気持ちよくさして・・・」
俺までそんな気分になってしまった
ここが一番、おかしい 絶~~対おかしい
結局2人で最後まで、いってしまって
はぁ~~~今に、いたる
今日もまた
奴は嬉しそうに俺のベットにいる -
祝・撤回! ちゃとくん 作
エッチ禁止令を出された。
「あれほど言ったのに、おめーが手加減しねぇからだろ?
こっちは命に関わんだよ!」
真っ赤な顔をして目を吊り上げている秀の言葉には容赦がない。
事の起こりは先程の妖邪との戦闘でのこと。
妖邪の群れへ、
突破口代わりに一発かましてやろうと腹に力を込めた途端、
秀がその場へしゃがみ込んでしまったのだ。
後腔に感じた鈍い痛み。
本気で心配している他の3人に、まさか言えるわけがない。
昨夜当麻が身体の奥へ残した物が漏れ出してきただなんて。
妖邪の群れの目の前でしゃがみ込んでしまった秀を、
当麻が真っ青になって助けに入ったのは言うまでもない。
そして、
「この戦いが終わるまでは、もうぜってーしねぇ!」
という結論に相成ってしまったわけだ。
心頭滅却。
自分を律しろ。
欲しがりません、勝つまでは(←?)
そう、何よりも大事なのは、秀の命だ。
自分にそう言い聞かせて一週間。
当麻の体調は見るからに悪くなっていった。
そして・・・
「・・・っ?! 秀?」
「なっ、当麻?!」
風呂場で全裸で向かい合う二人。
秀が風呂に入っていることを知らないナスティが、
体調の良くない当麻を心配して
風呂に入ることを勧めたのだ。
もう、当麻に自分を抑えることなど、できる筈がなかった。
「・・・くっ・・・んっ、と、ま・・・んんっ」
目の前で動く熟れた果実のような唇に噛み付く。
口腔をむさぼりながら、乳首を押しつぶすようになぞっていく。
「・・・んぅ・・っ・・・はぁっ・・・あっ・・・ん」
力の抜けた秀をバスマットの上に横たえると、
足の間に自分の身体を割り込ませた。
***
ちっとも力の入らない足腰をその場に投げ出して、
秀は深く息を吐いた。
こんなことになるんじゃないかと、
自分でもちょっとは思っていたんだよな。
「秀、秀。 悪かった。 俺、止められなくて・・・。その・・・」
ぐったりした秀の前で、当麻はもう、
土下座せんばかりの勢いで頭を下げている。
「・・・嫌わんといて。」
ガキの頃と変わらないしょぼくれ顔の当麻を見て、
秀はちょっと笑ってしまった。
先程の強引だった当麻とは大違いだ。
秀は当麻の頭を軽く小突くと、俯いた顔を上げさせた。
「嫌いになるわけねぇだろ。しょうがねぇ。禁止令は撤回してやるよ。」
ちょっと間が空いただけでここまで激しくされてしまったら、
それこそ命に関わるかもしれない。
今妖邪の襲撃を受けたら、動けない秀はひとたまりもないのだから。
・・・それに。
もともと、愛する人と身体も心も快楽に溺れることのできるこの行為が、
秀も嫌いではないのだ。
「ただし、いいか。またもし妖邪の前で動けなくなったら、
お前、死ぬ気で俺を守れよ。・・・半分はお前のせいなんだからな。」
視線をはずし顔を赤らめる秀を、当麻は力一杯抱きしめた。
それこそ、当麻にとっては願ったり叶ったり、なのだ。
いつだって、どんな時だって、当麻が一番に守りたいのは秀なのだから。
最後に軽くキスを交わし仲直りした二人は、
このとき、まだ気付いていなかった。
飢えを満たすかのように、むさぼるようにコトに至ったその場所が、
すこぶる反響のいい「風呂場」だったことに。
「・・・あんの痴将がぁ~~~」
「けしからんな(怒)」
「秀兄ちゃん、どうしたのかな? 何だかすごく辛そうな声・・・」
「じゅ、純! いい子は聞いちゃダメよ!」
「・・・・・・・・!!(ぱくぱく)」(←なんというか声も出せない)
緩みきった顔で風呂から上がった当麻に
皆の鉄拳が降り注いだのは言うまでもない。
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冬の朝 ちゃとくん作
「・・・ま、当麻、いい加減起きろよ。こら、放せってば、当麻!」
温かい感触。安心する匂い。
「・・・ん~?」
「うわっ!ドコ触って・・・コラ、起きろー!!」
ドゴォッ
冬の朝の日課。
温かい感触。安心する匂い。
そして、秀の鉄拳。
「当麻、お前なー、その寝起きの悪さ、何とかしろよ。オレまで遅刻しちまうだろ。」
ゆるい上り坂。いつものように乗り遅れたバスを追いかけ、ふたりで全力疾走。
「無理や。」
秀も無理だとわかっていて言ってるのを、当麻は知っている。
低血圧で冷え性な当麻は、体温が高い秀を毎晩無意識に抱きしめて眠る。
そして、朝になってもすごい力で離そうとしないのだ。
「お前なー、じゃあオレを巻き込むな!オレはお前の湯たんぽじゃねえんだぞ。」
それも無理。」
「即答かよ!少しは努力しろよなー」
少しも息を切らさずに、ふたりはバスを追い掛ける。
朝のこんな軽い運動と何気ないやり取りを、秀が実は結構楽しんでいる事も、当麻
は知っている。
努力なんか、せえへんもん。
冬の朝。オレの至福の一時。
温かい素肌の感触。安心する秀の匂い。そして冬の朝寝坊。
明日からも、日課は続いていくだろう。
冬の至福な一時と共に。